主催:毎日新聞社
企画:特定非営利活動法人クウォーター・グッド・オフィス
撮影:徳永三城
【日時】2016年3月15日(火)開演19:00 開場18:30
【会場】サントリーホール
【料金】3,000円(全席指定)
【プログラム】
○ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
○サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
○ラヴェル :ボレロ ほか
ピアノ 小山実稚恵
Michie Koyama
人気・実力ともに日本を代表するピアニスト。2015年デビュー30周年を迎える。チャイコフスキー国際コンクール、ショパン国際ピアノコンクールの二大コンクールに入賞以来、今日に至るまで、コンチェルト、リサイタル、室内楽と、常に第一線で活躍し続けている。
2015年は30周年記念公演として、東京における2回の協奏曲演奏会(4月18日大野和士指揮、東京都交響楽団、11月5日広上淳一指揮、NHK交響楽団)を行ったほか、日本各地で記念演奏会が予定されている。3月にはチャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラとモスクワの定期公演で共演した。
Bunkamuraオーチャードホールにて春・秋年2回、2006年~2017年の壮大なプロジェクト"12年間・24回リサイタル・シリーズ"は、今年10年目を迎え、現在全国6都市(東京、大阪、札幌、仙台、名古屋、福岡)において進行中。
また、ショパン生誕200年にあたる2010年のショパン国際ピアノコンクールを始め、チャイコフスキー、ロン=ティボー、ミュンヘンなどのコンクールでは審査員を務める。
2011年の東日本大震災以降、東北出身ということもあり「被災地に生の音を届けたい」との強い思いで、岩手、宮城、福島の被災地の学校や公共施設等で演奏を行っている。さらに、小山が企画立案し、ゼネラル・プロデューサーを務める『こどもの夢ひろば "ボレロ"
~つながる・集まる・羽ばたく~』と題した永続的なプロジェクトが、仙台において2015年よりスタート。この企画は、被災地の子供たちに夢を持って欲しいという小山の念願が実現したもので、被災地活動の一環として、小山のライフワークでもある。
CDは、ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルと専属契約を結ぶ。2015年4月に28枚目の新譜『シューベルト:即興曲集』をリリース。前作『ヴォカリーズ』、『シャコンヌ』に続き、3作連続で「レコード芸術」の特選盤に選ばれる。
2005年度 文化庁芸術祭音楽部門 大賞
2013年度 東燃ゼネラル音楽賞洋楽部門 本賞
2013年度 レコード・アカデミー賞 器楽曲部門 『シャコンヌ』
2015年 有馬賞
東京藝術大学、同大学院修了。吉田見知子、田村宏両氏に師事。
ヴァイオリン 松田理奈
Rina Matsuda
神奈川県横浜市出身。 3歳よりスズキ・メソードにてヴァイオリンを始める。1989年、桐朋子供のための音楽教室入室。 東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校卒業後、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースにて研鑽を積み、2006年ドイツ・ニュルンベルク音楽大学に編入。2007年、同大学を首席にて卒業。2010年、同大学院を首席にて卒業。
日本とドイツでコンサート活動する傍ら、ニュルンベルク音楽大学にて教授アシスタントを勤めた。
1997年、第7回日本クラシック音楽コンクール全国大会小学生の部第1位。
1998年、第52回全日本学生音楽コンクール大阪大会中学校の部第1位。
1999年、初ソロリサイタル開催。
2001年、第10回日本モーツァルト音楽コンクールヴァイオリン部門第1位(同コンクール史最年少優勝)
2002年、トッパンホールデビューコンサートシリーズにて「16才のイザイ弾き」というテーマでソロリサイタル開催。2004年、第73回日本音楽コンクール第1位。併せてレウカディア賞、鷲見賞、黒柳賞受賞。 2007年、サラサーテ国際コンクールにてディプロマ入賞。
これまでにNHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団、東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、
札幌交響楽団、群馬交響楽団、京都市交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団(旧大阪センチュリー交響楽団)、関西フィルハーモニー管弦楽団、大阪交響楽団、九州交響楽団、山形交響楽団、愛知セントラル交響楽団、桐朋アカデミーオーケストラ、ニュルンベルク音大オーケストラ、ヤナーチェクフィルハーモニー室内管弦楽団、ベトナム交響楽団など国内外数々のオーケストラ、指揮者と共演。
2003年秋吉台音楽アカデミー賞
2011年第12回ホテルオークラ音楽賞
2013年第23回新日鉄住金音楽賞受賞
2004~2008年、ロームミュージックファンデーション奨学生。 これまでに、小林庸男、田中みちる、田中裕、村上直子、小栗まち絵、堀正文、元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスターのダニエル・ゲーデの各氏に師事する。
2006年11月にビクターエンタテインメント㈱よりデビューアルバム『Dolce
Lina~モーツァルト2つのヴァイオリン・ソナタ他』をリリース。2008年9月、ピアノ界の巨匠パーヴェル・ギリロフとベルリンにて録音したセカンドアルバム『CARMEN』をリリース。2008年、ドイツ・バイエルン放送にてクライスラーのバイオリン協奏曲を収録、放送された。2010年7月、紀尾井ホールにてピアニスト清水和音氏とのリサイタルをライブ収録した『Ravel/Live』をリリース。11月にはイザイの無伴奏バイオリンソナタを全曲収録した『YSAŸE』をリリースし「レコード芸術」誌上にて特選盤に選ばれた。
(オフィシャルウェブサイト http://linamatsuda.com/)
指揮 本名徹次
Tetsuji Honna
東京国際音楽コンクール最高位、トスカニーニ国際指揮者コンクール第2位、ブダペスト国際指揮者コンクール優勝。
最近ではミラノ・ムジカ現代音楽祭2009のオープニングコンサートでミラノ・スカラ座管を指揮、また2010年10月にはハノイ遷都1000年祭を記念し、マーラー交響曲第8番「千人の交響曲」を指揮し約3000人の聴衆を集めた。
2011年10月にベトナム響初のアメリカ公演を、ニューヨークのカーネギーホールとボストンのシンフォニーホールで行なう。大阪シンフォニカー常任指揮者、名古屋フィルハーモニー客演常任指揮者、オーケストラ・ニッポニカ音楽監督を歴任。
現代音楽の指揮に意欲的に取り組み、日本人作曲家の系譜も網羅する。
現在ベトナム国立交響楽団音楽監督・首席指揮者。
コンサートマスター 小森谷巧
Takumi Komoriiya(Concertmaster)
両親に手ほどきを受け、桐朋学園音楽科ディプロマコースを経て、ウィーン国立音大へ留学。 その後英国へ渡る。 徳永二男、ヨゼフ・スーク、イフラ・ニーマンの各氏に師事。 リピツァヴァイオリンコンクール、フムル国際コンクール等で、特別賞、シェリング賞などを受賞。英国を中心に欧州で活躍。 「The STRAD」で好評を得る。 英国王立音大の演奏ディプロマを首席で獲得し、帰国。
1987年、東京交響楽団に入団、首席コンサートマスターとして活躍。 1993年よりストリングス アンサンブル「ヴェガ」のディレクター。 1994、96年には東京交響楽団ヨーロッパ公演のソリストとして、ウィーン、ミュンヘン、リスボン、バレンシアの各地で好評を博す。 1991年、第1回出光音楽賞受賞。 また、1996年、2007年にはソロアルバムをCDリリース。
1999年より読売日本交響楽団のコンサートマスター、現在にいたる。 ソリストとしては、東京を中心に定期的にリサイタルを行い、常に高い評価を得、読売日響、東京響、ロイヤルチェンバーオーケストラ、仙台フィルなどとも協演をしている。
室内楽奏者として、各地のさまざまな音楽祭で活躍しているほか、2006年から、ルートヴィッヒ弦楽四重奏団、2008から、ザ・グランド・トリオを結成し活動している。またこれまでに、ギュンター・ピヒラー、ネルソン・フレーレ、ジャン・ワン、などとも共演している。 近年は指揮者としても古典派の作品を中心に演奏活動をしている。 2007年には、クラシカ・ハヤマのスパークリングオペラ
「ラ・ボエーム」を指揮し、好評を博した。 現在、国立音楽大学、昭和音大で後進の指導を行っている。 アンサンブル葉山、アンサンブルde よこはまのリーダー。 サイトウ・キネンオーケストラ、読売日本交響楽団コンサートマスター。
(オフィシャルウェブサイト http://www.dolcekomoriya.com/)
毎日新聞社は、東日本大震災で保護者を亡くした「震災遺児」を支援する「毎日希望奨学金」制度を設け、学業継続が困難になった生徒や学生に奨学金を給付しています。
皆さまから多額の善意が寄せられており、奨学生は毎年増えて続けています。
2011年5月から開催しているこのチャリティーコンサートも6回目を迎えます。
このコンサートでは会場に募金箱を設置し、出演者が奨学金への協力を呼びかけます。
全国各地で活躍する一流の演奏家が一夜限りのオーケストラを結成し、名曲を演奏します。どうぞお楽しみください。